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異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
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日時:
11月26日(土)14時~
会場:
國學院大學若木タワー10階打ち合わせ室
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html

発表者:永島大輝氏

題目:「化け物寺に見られる妖怪」

要旨:
 「化け物寺」や「化け物問答」という空き寺に動植物や古道具の化物が現れる昔話を整理。世間話にも見られる「器物の怪」や動植物の俗信と関連させ考察したい。
 また前回まで90年代半ばから器物の妖怪を「付喪神」と表すことが増加することについて議論されてきたが、「器物の怪」と「付喪神」の差異などについて、議論に供したい。


参加自由。
ご都合のつく方々はよろしくご参集くださいませ。

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 20世紀末から勃興してきたライトノベルというエンターテインメント性の高い一群のノベル作品は今日サブカルチャーの一翼を担っている。本発表では、前回の「ライトノベルの中の妖怪」を踏まえ、その中でも付喪神を中心とする器物系キャラクターの特色について考察した。
 ライトノベル作品では、器物系のキャラクターは妖怪/非妖怪に大別できる。今回は後者は対象外としたが、妖精・人工物・魔法物・擬人化キャラクターなどとして設定された器物も数多く描かれてきている。
 これに対して器物妖怪は、付喪神のほか、青行灯・鐙口・一反木綿・唐傘お化け・唐傘小僧・虚空太鼓・小袖の手・五徳猫・蛇帯・三味長老・提灯お化け・塵塚怪王・手杵返し・機尋・琵琶牧々・文車妖妃・払子守・木魚だるまなどが登場する。これらの多くは『画図百鬼夜行』や『絵本百物語』を初見とするものである点、資料論的に注意すべき傾向といえるだろう。
 付喪神については、『つくも神は青春をもてなさんと欲す』『風水学園』など、いくつかの作品の分析を通して、以下の4点を指摘した。

1、マスコット化、もしくは萌えキャラ化
2、怨恨から感謝へ(付喪神誕生の条件が長年人間に大切に使われてきたこと、したがって人間と敵対しない妖怪となる)
3、「器物妖怪」と同義語化(器物が百年を経て付喪神となるのではなく、漠然と古くなって妖怪化した器物を称して「付喪神」と呼び、さらには単に器物妖怪というだけで「付喪神」と呼ぶ傾向がみられる)
4、特定の人間との絆(一種の式神化)

 これらの特色は今日のサブカル作品全般にも窺われるものであって、ライトノベルに限ったものではないだろう。今後は非妖怪のキャラクターも視野に入れ、ライトノベルにおける器物系の特色をより明確に見出していきたい。(文・伊藤慎吾)

■11月例会は11月26日(土)14時から、國學院大學若木タワーで開催します。
発表者は永島大輝氏で、妖怪に関することを発表していただきます。
詳細は追ってお知らせします。

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日時:10月22日(土)14時
会場:國學院大學若木タワー14階打ち合わせ室
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html

発表タイトル:ライトノベルの器物系キャラクターについて―付喪神を中心に―

要旨:
器物のキャラクター化をめぐって、今日、妖怪として、精霊として、擬人化キャラクターとして、あるいは独自の生命観によってなど、多様な設定が見られる。
これはマンガやゲーム、アニメ作品などサブカル作品全般に言えることである。
器物をキャラクター化する機会が増える中で、それらを〈付喪神〉として捉える傾向が強まったように思われる。
そこで本発表では、前回の「ライトノベルの中の妖怪」を踏まえ、その中でも付喪神を中心とする器物系キャラクターの特色を考えてみたい。



参加自由。
ご都合のつく方々はよろしくご参集くださいませ。

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ゼロ年代以降、ライトノベル作品には、日本の妖怪が登場するものが多くみられるようになった。
本発表では、そこに描かれる妖怪の傾向を捉えようとしたものである。

もともと、このジャンルではRPG的世界観に基づく冒険・退魔物が主流であったが、2000年代以降、和風のものが増えていく。その際、陰陽師や巫女が活躍することになるが、現代を舞台とする場合は、西洋的な剣と魔法に、陰陽師・巫女の術と剣術の混成が一般化する。
また、伝承妖怪を取り入れる際、『画図百鬼夜行』『絵本百物語』がしばしば用いられることも注意される。これは90年代の国書刊行会刊行本の流布が要因だろう。(文・伊藤慎吾)


※次回の例会は10月22日(土)14時、國學院大學若木タワー14階打ち合わせ室で開催します。
詳細は追ってお知らせします。

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明日です!

日時:7月22日(金)14時
会場:國學院大學若木タワー10階打ち合わせ室


発表者:伊藤慎吾
タイトル:ライトノベルの中の妖怪

要旨:
ライトノベル作品には、ゼロ年代以降、日本の妖怪が登場するものが多くみられるようになった。
マンガやビデオゲームに比べ、歴史は浅く、ジャンルも多様化しているとはいえないライトノベル作品であるが、そこに描かれる妖怪にはどのような傾向が読み取れるだろうか。
本発表では、その基礎となるデータを示し、問題点を指摘し、議論に供したい。

参考:伊藤慎吾「ライトノベルの妖怪像」『ユリイカ』2016年7月号「特集・ニッポンの妖怪文化」


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誕生日:
2009/09/15
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新宿ミュンヘンで誕生。

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