―鬼と天狗を中心に―
発表者:
齊藤竹善氏
要旨:
本発表では、前半に江戸期の笑い本に登場する異類(鬼・天狗)
江戸期の噺本における鬼像は、一般に地獄や六道の辻など、
一方、噺本における天狗像は、
また、天狗が登場する噺のオチは、その殆どが「鼻」
後半では、柳田も父から聞いたことのあるという、
一方、質疑応答では、そうした民話が伝わる際に「ヒコハチ」
*これは3月31日(日)にオンライン(Zoom)で開催された第142回の要旨です。
タイトル(発表者):
ー「アマビエはアマビコの誤記」説の再考からー
(長野栄俊氏)
誰がいつアマビエを変えたのか
(峰守ひろかず氏)
(笹方政紀氏)
要旨
誤転写と予言獣-「アマビエはアマビコの誤記」
長野栄俊氏
『予言獣大図鑑』の資料解説で用いたキーワード「誤転写」
前半では、「予言獣の本質はかわら版」であるとの見通しを示し、
これをふまえると、「アマビコ」から「アマビエ」への「誤記」
後半では、予言獣資料に見られる「誤転写=誤読+誤写」
最後に、「かいし人」や「どだく」など非合理な名称であっても、
質疑応答の時間では、予言獣の要件としての「人面」の問題や、
予言をしなくなった予言獣 誰がいつアマビエを変えたのか
峰守ひろかず氏
2023年12月に刊行された『予言獣大図鑑』の拙稿「
変質の第一波は、
一方、新聞報道では、
さらに5月中旬以降は「アマビエ=伝統的な疫病退散の妖怪」
2020年のアマビエの変質は、まず「新型コロナ収束」
なお、発表後の質疑応答では、
また、
質疑応答の中では、
予言獣としての件(クダン)の位置
笹方政紀氏
現在把握されている件(クダン)(以下「クダン」という。)
少なくとも18世紀において、
クダンと他の予言獣との大きな違いの一つとして、
近代になると、
平成になり、湯本豪一氏が「予言獣」
※これは2月17日(土)にオンラインで開催された第141回異類の会の報告です。
※上記の文章を直接/間接に引用される際は、
「天狗と修験者」再考
発表者:
久留島 元氏
要旨
※上記の文章を直接/間接に引用される際は、必ず発表者名を明記してください。
真珠庵本『百鬼夜行絵巻』について
発表者:
名倉ミサ子氏
要旨
《幣を持つ天狗》と《白布》の妖怪は、舞楽法会に関わる入調舞(延年)の白拍子か。猿田彦や大天狗の可能性も考えられる。赤鬼が頭に載せた「鍋蓋」には取手がないが、これは鍋蓋ではなく金属製の器物の可能性がある。真珠庵本の摸本には真珠庵本と同色で描かれている巻は少なく、描き方や着色には多様性がある。
※上記の文章を直接/間接に引用される際は、
現代における「牛鬼」表象とその成立について
発表者:
加藤嵩人氏
要旨
「牛鬼」という名で呼び表される妖怪について、
また現代における「牛鬼」
このほか、
今後は議論にて得られた情報や知見を基に、
(文・加藤嵩人氏)
※これは2023年3月26日(日)
※上記の文章を直接/間接に引用される際は、