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異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
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日時:11月23日(土)15:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル:
 「豊都鬼城」からみる現代中国における鬼のイメージ

発表者:
李江龍

要旨:
 1980年代に成立した「豊都鬼城」は中国の重慶市豊都県に位置し、冥界や鬼を題材として、鬼の文化を宣伝する観光地である。そこでは、冥界の鬼たちのオブジェや「天子殿」、「鬼門関」など有名な冥界の風景を再現している。豊都には「あの世の都がある」という伝説が流れたため、「幽都」、「鬼都」などの別称もある。
 本報告では、現地調査の成果を踏まえて、中国重慶市の豊都鬼城に焦点を当て、具体的に鬼の姿かたちと鬼に関する説話を手掛かりに、現代中国における鬼のイメージの具体像を捉える。 

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日時:10月20日(日)15:00 
会場:オンライン(Microsoft Teams)

タイトル:
 異類の造形:たとえば大蛇、あるいは獅子

発表者:永島大輝氏

要旨:
 本発表は、民俗社会における行事の中の造形物におけるデザイン面について若干の考察をするものである。
 たとえば主に雨乞いでの大蛇の造形になぜそうしたデザインなのかについては理由は伝わっていないが、いくつかの事例から背景にある失われた理由を見出すことができる
 一方、獅子舞で現地で伝えられる造形の意味がある。こちらに関しても事例の報告をする。


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日時:9月22日(日)15:00 
会場:オンライン(Zoom)
タイトル:
 福井県福井市一乗谷「安波賀春日社縁起絵」と小狐丸
 ーまたまた狐に化かされてー
発表者:林京子氏
要旨:
 発表者は栃木県栃木市の「特撮爆破ロケ聖地」岩船山の宗教文化史研究を行っている。岩船山には享保4年に流行神として大ブレイクした地蔵と天狗の孫太郎尊が祀られている。天狗も近世には商売繁盛・戦死除けの流行神となった。この孫太郎を祀る神社をたどっていくと、なぜか孫太郎が狐になっていて、三条宗近の相槌として名刀「小狐丸」を作刀していた。つまり能の「小鍛冶」が姫路の地域伝承になっていたのだった。
 ところで福井県福井市一乗谷は、戦国武将朝倉氏の拠点である。栄華を極めた一乗谷であるが、織田信長の攻撃で当主の朝倉義景は自刃、谷は戦火で廃墟となった。その後福井藩の中心は北ノ庄に移りこの場所は放棄されたため、タイムカプセルのように戦国時代の遺物が次々に出土した。それらを集めた福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の常設展示には「安波賀春日社縁起絵」が展示されている。そこには三条宗近と童男の鍛刀と狐が描かれていた。この神社には近世を通し「小狐丸(影)」が所蔵されていた。なぜ福井にも「小鍛冶」伝承があるのか。小狐丸(影)とは何なのか。この謎を解明すべく、発表者は泣く泣く北陸新幹線に乗り再び一乗谷を訪れた。17世紀末、福井藩の藩主である松平吉品(よしのり)は朝倉義景の祟りを鎮めなければならない状況に追い込まれていたという。福井藩の藩主家にどんな祟りがあったのか。小狐丸(影)は今も一乗谷にあるのか。最後に明かされた発表者と孫太郎の因縁とは。22日はこのようなお話を予定しています。期待せずご参加ください。

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第146回開催のご案内
日時:8月31日(土)17:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル
妖精は武装する・旅するゴブリン2
~80年台における雑誌日本版ウォーロックにおける読者投稿をめぐって~

発表者河津創氏

要旨:
1980年台に日本においてファイティング・ファンタジーのタイタンの世界を共有するゲームブックが発刊された。2009年に該当シリーズの携帯ゲーム化においてイラストを担当した発表者は、ゴブリンとオークの表現が画一性を持たせたりかき分けることに関して難しさをもっていることへの疑問から出発し、一連のファンタジーシリーズを通してみることで、その善の種族・悪の種族においてイラストとテキストの偶発的な関係を当会において、旅するゴブリンとして発表した。モンスター・怪物・化け物・妖怪(日本語版における原文訳)の表現についてはソーサリーシリーズ2巻の巻末の安田均による解説でその存在について補足されるが、作中の表現は作品外部の表現を参照するよう開かれていた。日本における公式的な言及はモンスター事典を待たねばならないがそこで用いられるイラストは一連のシリーズから再利用されているものが多い。そういった中で、日本版ウォーロックでは、読者と雑誌という関係の中でヒューマノイドタイプの異類たちがどう取り扱われてきたのか、タイタンを背景世界としたゲームブックを取り巻く表現としてゲームブックマガジン、ウォーロックの創刊号から89年12月までを対象に読者投稿を中心とした分析を試みる。

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第145回開催のご案内
日時:7月28日(日)16:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル
最強の薬を手に入れたと思ったら戯文だった件。
― 薬に模した教化戯文における表現の方法に関する小攷 ―


発表者:羽鳥佑亮
要旨:
 江戸時代の雑多な戯文には、しばしば薬の喧伝に模したものが散見される。これを享受した人々は、戯文ながらも、実際の薬の広告と共通する、いわば「薬の喧伝らしさ」を感じとったであろう。実際、実際の薬の広告とともに伝承された戯文もある。では、その「薬の喧伝らしさ」の正体は何だろうか。
 本発表では、
戯文のなかでも、比較的にどこが戯文としての箇所であるか判断のつきやすい、何らかの教化の方便となす戯文(「教化戯文」と定義)をとりあげる。これらから薬の喧伝に模したものを用い、何をもって「薬の喧伝らしさ」を醸しだし漂わせているかを考察する。
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プロフィール
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異類の会
年齢:
15
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非公開
誕生日:
2009/09/15
自己紹介:
新宿ミュンヘンで誕生。

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gijinka☆way.ocn.ne.jp
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