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異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
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日時:2月24日(月/振替休日)15:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル:
 絵馬友の会の小絵馬の図像と絵馬趣味

発表者:間所瑛史氏

要旨:
 戦後、絵馬師による団体によって「絵馬友の会」が結成された。友の会は全国の絵馬趣味の会員に毎月小絵馬を頒布しており、その点数は400点を超える。現在、友の会が頒布した小絵馬はコレクターの手を離れ博物館などの研究機関に寄贈されたものもある。絵馬は寺社で作られる小絵馬をまとめて購入したものの他に「古式」と呼ばれる、奉納された絵馬を絵馬師が模写したものも存在する。本発表では「古式」の絵馬を中心に、友の会が頒布した絵馬の典拠を調べ、そこから近現代の絵馬趣味の一端を考えていく。

※来聴歓迎! 初めて参加する方はX(舊Twitter)
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日時:1月26日(日)15:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル:
 琵琶湖の魚をめぐる近世の「知」の世界
  ーー「ガナイタ」に注目してーー

発表者:服部友香氏

要旨:
 2023年11月、X(旧Twitter)でtera(寺西政洋)氏が紹介した「ガナイタ」という謎の魚の図像が話題となった。
 この図像は幕府の奥医師、博物学者であった栗本丹洲(1756-1834)の『皇和魚譜』に見えるもので、細長い体と長いヒレ、つぶらな目、3本の長い髭が生えている上顎と突出した下顎が特徴的である。添えられた解説によれば琵琶湖に生息しており、トゲがあって人を刺すという。ナマズ目の魚に似てはいるものの、このような特徴を有する魚の存在は確認されていないため、UMAとして扱う向きもある。
 本発表では、近世後期に琵琶湖周辺の諸藩の藩士により行われた湖魚研究や丹洲をはじめとする博物学者の著作において、「ガナイタ」がどのように扱われてきたかを明らかにする。そして湖魚に関する先行の資料を引用、転写する過程で『皇和魚譜』の「ガナイタ」が生み出されたことを指摘するとともに、それが丹洲の著作への信頼を背景として後続の図譜などに踏襲されていった可能性を示したい。

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日時:12月27日(金)15:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル:
 澁澤龍彦『東西不思議物語』と柴田宵曲『妖異博物館』その他

発表者:伊藤慎吾


要旨:
 エッセイストであり小説家でもある澁澤龍彦(1928-1987)の著書『東西不思議物語』(1977年)は古今東西の怪異・オカルトの文献を縦横に使って書かれたエッセイをまとめた作品である。欧州のオカルト、モンスターをもっぱら取り上げてきたこれまでのエッセイに比べ、日本の怪異・妖怪を中心に紹介しているのが特色だろう。今回は、澁澤が執筆にあたって利用した文献がどのようなものであったかを考えていく予定である。特にそれらの文献の中でも興味深いのが柴田宵曲『妖異博物館』なので、その受容実態を中心に見ていきたい。

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日時:11月23日(土)15:00 
会場:オンライン(Zoom)

タイトル:
 「豊都鬼城」からみる現代中国における鬼のイメージ

発表者:
李江龍

要旨:
 1980年代に成立した「豊都鬼城」は中国の重慶市豊都県に位置し、冥界や鬼を題材として、鬼の文化を宣伝する観光地である。そこでは、冥界の鬼たちのオブジェや「天子殿」、「鬼門関」など有名な冥界の風景を再現している。豊都には「あの世の都がある」という伝説が流れたため、「幽都」、「鬼都」などの別称もある。
 本報告では、現地調査の成果を踏まえて、中国重慶市の豊都鬼城に焦点を当て、具体的に鬼の姿かたちと鬼に関する説話を手掛かりに、現代中国における鬼のイメージの具体像を捉える。 

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日時:10月20日(日)15:00 
会場:オンライン(Microsoft Teams)

タイトル:
 異類の造形:たとえば大蛇、あるいは獅子

発表者:永島大輝氏

要旨:
 本発表は、民俗社会における行事の中の造形物におけるデザイン面について若干の考察をするものである。
 たとえば主に雨乞いでの大蛇の造形になぜそうしたデザインなのかについては理由は伝わっていないが、いくつかの事例から背景にある失われた理由を見出すことができる
 一方、獅子舞で現地で伝えられる造形の意味がある。こちらに関しても事例の報告をする。


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15
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非公開
誕生日:
2009/09/15
自己紹介:
新宿ミュンヘンで誕生。

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gijinka☆way.ocn.ne.jp
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