異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
第128回のご案内
今回は年末の談話会ということで、色々な話題を5~10分くらいで出していきます。
日時:12月18日(日)15:00
今回は年末の談話会ということで、色々な話題を5~10分くらいで出していきます。
日時:12月18日(日)15:00
会場:オンライン(Zoom)
⬛️古典部門
斉藤竹善:『雑譬喩経』の中の鬼の宝物について
池上保之:『吉野拾遺』の『徒然草』利用について
杉山和也:(録画)ポルトハイム財団民族学博物館蔵『舌切雀絵巻』について
――嶺田楓江と舌切雀説話――
伊藤慎吾: 江戸後期異類合戦物の新出資料―『世帯平記看略巻』の版木―
~10分休憩~
⬛️歴史・民俗部門
羽鳥佑亮: 貧乏神はなぜ団扇をもつのか?
林京子:(録画)孫太郎の探索
磯野康孝: 金井観音小考 -昨今の歴史整備事業の問題点など-
間所瑛史:足立区の蛇橋伝説について
怪作戦テラ:船幽霊と柄杓 柄杓で水を求める事例詳細、漁業と船幽霊について
~10分休憩~
⬛️現代部門
鳴海あかり:「丑の刻参りは見られたら効かない」は昔からの決まり?
伊藤龍平:釣瓶落としから口裂け女まで
笹方政紀:宝塚ファミリーランドの妖怪ランド
黄之瀬寛朗:新聞記者・竹節作太が見聞した異類を巡って
※来聴歓迎!
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第127回開催のご案内
日時:11月20日(日)15時00分
発表者:
鳴海あかり氏
要旨:
日時:11月20日(日)15時00分
会場:オンライン(Zoom)開催
タイトル:
いわゆる「丑の刻参り」はどこからきたのか?
いわゆる「丑の刻参り」はどこからきたのか?
発表者:
鳴海あかり氏
要旨:
「丑の刻参り」は誰でも知っているであろう有名な呪法である。 丑の刻に神社に参拝し、 ご神木に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ち込んで相手を呪うも のである。近世においてほぼ成立したとされており、 事実近世期に多くの事例が確認できる。 しかし文明開化によって迷信として潰えてしまったかというとそう ではなく、近現代にも多くの事例が確認できる。 また千葉県松戸市で今年6月、 プーチン大統領を呪う藁人形を打ち付けた男性が逮捕されたのは記 憶に新しい。
しかしながらその有名ぶりに反し、 丑の刻参りについての研究は十分に行われてきたとは言えない。 前述の通り近世においてほぼ確立したとされているものの、 この呪法がどのように成立していったのか、 実際にはまだ十分に論じられてこなかったと言える。
特に、 現在丑の刻参りと言って真っ先に思い浮かぶのは藁人形ではないだ ろうか。 しかし藁人形という要素は実は比較的新しい要素である可能性が高 いことが、今回調べていく中で判明した。 そういった各種重要な構成要素に注目して、 丑の刻参りという呪法がどのように組み上げられていったのか、 その変遷を辿ろうと思う。
しかしながらその有名ぶりに反し、
特に、
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第126回開催のご案内
日時:10月16日(日)15時00分
発表者:
笹方政紀氏
要旨:
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日時:10月16日(日)15時00分
会場:オンライン(Zoom)開催
タイトル:
昭和のお化け屋敷 鑑賞会
昭和のお化け屋敷 鑑賞会
発表者:
笹方政紀氏
要旨:
娯楽施設としての『お化け屋敷』、特に平成の初期までについては、1994年刊の橋爪紳也『化物屋敷 遊戯化される恐怖』に詳しく、それ以降については、お化け屋敷をプロデュースする者の纏めたものが散見される。発表者は、現代に多い「体験型」、「参加型」の『お化け屋敷』よりも、古めかしい「場面型」か、せいぜい少しばかし発展させた程度の緩い雰囲気のものが好みである。
今回は、昭和の『お化け屋敷』について、〔資料紹介〕として新聞や雑誌などに掲載された記事や広告などを提供し、何かしらの考察をするのではなく、ただ『お化け屋敷』に出てくる異類についてみんなで鑑賞する場にしたいと考えている。なお、『化物屋敷~』の補助資料的なものも多いため、同書と併せて鑑賞するとさらに楽しめるものと思う。
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第124回開催のご案内
日時:8月20日(土)15時00分
発表者:
怪作戦テラ氏
要旨:
日時:8月20日(土)15時00分
会場:オンライン(Zoom)開催
タイトル:
ヤロカ水の広がり~地理・時間・内容~
ヤロカ水の広がり~地理・時間・内容~
発表者:
怪作戦テラ氏
要旨:
「ヤロカ水」と称される伝説がある。
水木しげるの図鑑類、柳田国男の『妖怪談義』などでも取り上げられており、比較的知られた話と思われる。「やろかやろか」の声に「よこさばよこせ(いこさばいこせ)」と答えてしまうと洪水が来るというものである。
ただ、木曽川を挟んで愛知・岐阜の両側に話が残っていることもあって「木曽川流域各地にて伝わる…」といった趣旨で説明されることが少なくないのであるが「木曽川」と一口に言っても、その流域は非常に広大である。果たして、実際にはどれくらいの広がりを持って伝わっているのだろうか。また、時間的にもどれくらい遡れるものであろうか(多くの説明は『郷土研究』由来の、犬山と太田の話が主と思われる)。
地域資料を確認すると、あまり言及されていない近世資料にもヤロカ水に関する記述があり、また「ヤロカ水で〇〇が流されてきた」と称する寺社なども確認できる。木曽川から少し離れた場所にも伝承が確認できた。その一方、木曽川沿いであっても、犬山からそれほど離れた地域では(今の所)伝承を確認出来なかった。
「ヤロカ水」の地理、時間、内容などについて、整理分析を行いたい。
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