異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
第136回開催のご案内
日時:8月27日(日)15:00
日時:8月27日(日)15:00
会場:オンライン(Zoom)
タイトル:
刷物・書写本〈伝来薬「心躰安樂丸」〉処方箋一覧
―極楽からの御薬の効能―
発表者:
羽鳥佑亮氏
羽鳥佑亮氏
要旨:
江戸時代には、御薬そのものに、乃至、御薬の広告に見たてた体裁で、処世訓や俚諺を羅列したり、ある考えを平易に記したりとした、刷物や書写本が散見される。管見に入るものには、例えば『家運長久修身元』や『人心儉約長榮丹』、『三國相傳他力念佛丸』がある他、江戸時代前期の井原西鶴による『日本永代蔵』には「長者丸」の記述があり、同様の趣向である。
これらの類のひとつに、「極樂傳來心躰安樂丸」と名付けられることの多い伝本がある。この極楽伝来の御薬は、江戸時代後期から戦前期頃までは広く享受されたようだが、現在では忘れ去られていよう。この類は他にも雑多にあり、著名な作品ではないために学術からも看過され、研究はほとんど行われていない。
そこで、この極楽伝来の御薬に注目し、表記の揺れにより統一書名を〈伝来薬「心躰安樂丸」〉としてとりあげ、実態把握と系統整理、各々の特徴の確認を行う。
※来聴歓迎!
初めて参加する方は
@NarazakeMiwa
までDMを。
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