異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
日時:6月27日(日)15時~
場所:Zoom
発表者:河津 創 氏
タイトル:
旅するゴブリン
旅するゴブリン
~1980年代ゲームブック、ファイティング・ ファンタジーにおける
妖精的ヒューマノイドの表現~
要旨:
文学における妖精の表現は、ヨーロッパにおける民話、 北欧のエッダ、シェイクスピアの表現、 またキリスト教における悪魔的存在として意味の付加などを素地に 、 アンデルセンの童話集を経てロマン主義そしてヴィクトリア朝気に おける児童文学の中で表現されてきたとされる。そして、 20世紀にはトールキン、C.S.ルイス、チャールズ. ウィリアムズのインクリングスらの表現を経つつ、 妖精の表現は逐次日本においても供給されてきた。
本発表では、複雑な経歴を辿る妖精物語の歴史の中で、 作家により様々に表現されてきた対象がゲームというメディアを通 して表現された1980年代において、 とらえがたいその姿が日本においてどのように供給されたか、 ファイティング・ ファンタジーという一連の作品群においてイラスト製作者である発 表者が特に描き分けづらさを感じたタイタン世界のヒューマノイド 型の敵対的種族の表現を検討する。具体的にはゴブリン・ オークを中心に文と挿絵の分析を行った。
※参加歓迎。
初めて参加希望の方は、「異類の会広報用」(TwitterID:@iruinokai)にDMを。
本発表では、複雑な経歴を辿る妖精物語の歴史の中で、
※参加歓迎。
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