異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
日時:8月24日18:00~
場所:國學院大學若木タワー10F打ち合わせ室
・アクセスマップ
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html
・構内図
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/campus_shibuya.html
大坪舞氏
「西園寺家の鷹伝授」
要旨:
西園寺家は鎌倉期以降、公家の鷹の家であったという認識をされ、鎌倉~南北朝期以降の様相について明らかにされてきたが、芸道伝授が多く行われる中世後期についてはあまり取り上げられていない。
本発表では、鷹書を手がかりとして、室町後期以降、西園寺家が鷹を伝授した様相を検討したい。
場所:國學院大學若木タワー10F打ち合わせ室
・アクセスマップ
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html
・構内図
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/campus_shibuya.html
大坪舞氏
「西園寺家の鷹伝授」
要旨:
西園寺家は鎌倉期以降、公家の鷹の家であったという認識をされ、鎌倉~南北朝期以降の様相について明らかにされてきたが、芸道伝授が多く行われる中世後期についてはあまり取り上げられていない。
本発表では、鷹書を手がかりとして、室町後期以降、西園寺家が鷹を伝授した様相を検討したい。
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日時:5月25日(火)19:00~21:00
場所:青山学院大学 総研ビル5階 14502教室
※正門を入ってすぐ右手にある建物
三浦億人氏
「お伽草子『鼠のさうし』の形成について」
要旨:
お伽草子(室町物語)には、「鼠」を主人公とする作品が少なくない。お伽草子の時代を生きた人々にとって、数多くの<異類>の中でも、「鼠」が特別な存在であったことは明らかである。試みに『お伽草子事典』(徳田和夫編)を繙いてみると、「鼠の草子」として登録されている作品が3種も存在する。中でも、もっとも知られているのは、サントリー美術館や東博に絵巻として蔵せられている『鼠の権頭(絵巻)』であり、これに次ぐのが、フォッグ美術館に寄託され、『新修日本絵巻物全集・別巻』にも紹介されている異類怪婚譚のものであろう。
今回私が取り上げる、ケンブリッジ大学図書館所蔵の『鼠のさうし』は、3種の中でも、もっとも認知度の低いものと思われるが、その内容をみると、前2者に劣らず興味ふかく、物語草子と「鼠」の問題を考える上で、重要なテキストであることがわかる。
発表者は、平成22年度説話文学会大会(於:奈良女子大學)において、本作品を論じる機会を得たが、今回の発表では、さらにこの論を深め、作品の形成や成立背景について考察を加えてみたい。また、説話文学会の折には、時間的制約からほとんど論じることのできなかった、挿絵(全5図)についても、ケンブリッジ図書館から取り寄せたマイクロフィルム資料を用いて、他の<鼠物>の物語草子の挿絵等と比較・検証してみたい。
※どなたでもご自由にご参加いただけます。
初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
場所:青山学院大学 総研ビル5階 14502教室
※正門を入ってすぐ右手にある建物
三浦億人氏
「お伽草子『鼠のさうし』の形成について」
要旨:
お伽草子(室町物語)には、「鼠」を主人公とする作品が少なくない。お伽草子の時代を生きた人々にとって、数多くの<異類>の中でも、「鼠」が特別な存在であったことは明らかである。試みに『お伽草子事典』(徳田和夫編)を繙いてみると、「鼠の草子」として登録されている作品が3種も存在する。中でも、もっとも知られているのは、サントリー美術館や東博に絵巻として蔵せられている『鼠の権頭(絵巻)』であり、これに次ぐのが、フォッグ美術館に寄託され、『新修日本絵巻物全集・別巻』にも紹介されている異類怪婚譚のものであろう。
今回私が取り上げる、ケンブリッジ大学図書館所蔵の『鼠のさうし』は、3種の中でも、もっとも認知度の低いものと思われるが、その内容をみると、前2者に劣らず興味ふかく、物語草子と「鼠」の問題を考える上で、重要なテキストであることがわかる。
発表者は、平成22年度説話文学会大会(於:奈良女子大學)において、本作品を論じる機会を得たが、今回の発表では、さらにこの論を深め、作品の形成や成立背景について考察を加えてみたい。また、説話文学会の折には、時間的制約からほとんど論じることのできなかった、挿絵(全5図)についても、ケンブリッジ図書館から取り寄せたマイクロフィルム資料を用いて、他の<鼠物>の物語草子の挿絵等と比較・検証してみたい。
※どなたでもご自由にご参加いただけます。
初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
日時:5月21日(火)19:00~21:00
場所:青山学院大学 総研ビル6階 14602教室
※正門を入ってすぐ右手にある建物
塩川和広氏
「福神の眷属の世界―木幡野の鼠の隠れ里を端緒にして」
本発表は、お伽草子『隠れ里』に見る鼠の隠れ里を足掛かりにして、16、17世紀にかけての異界観の一端を考察するものである。
明暦頃の成立と見られる『隠れ里』は、木幡野という地に鼠の隠れ里を設定した。木幡野は平安時代以来の葬送の地でもあるが、中世には異類物の舞台ともされる。木幡野と鼠の隠れ里の繋がり、またそこに投影された理想郷の表現から、お伽草子「福神物」における異類、異界の意義を追求したい。
※どなたでもご自由にご参加いただけます。
初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
場所:青山学院大学 総研ビル6階 14602教室
※正門を入ってすぐ右手にある建物
塩川和広氏
「福神の眷属の世界―木幡野の鼠の隠れ里を端緒にして」
本発表は、お伽草子『隠れ里』に見る鼠の隠れ里を足掛かりにして、16、17世紀にかけての異界観の一端を考察するものである。
明暦頃の成立と見られる『隠れ里』は、木幡野という地に鼠の隠れ里を設定した。木幡野は平安時代以来の葬送の地でもあるが、中世には異類物の舞台ともされる。木幡野と鼠の隠れ里の繋がり、またそこに投影された理想郷の表現から、お伽草子「福神物」における異類、異界の意義を追求したい。
※どなたでもご自由にご参加いただけます。
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日時:4月20日(土)14:00~18:00
場所:専修大学 神田校舎 一号館 74教室
毛利恵太氏
「明治期の讀賣新聞における「化物会」の活動について」
要旨:
「化物会」とは、1907年(明治40)に讀賣新聞紙上にて活動を報告していた研究組織である。当時は井上円了を中心とした「妖怪学」が興隆し、円了が全国で講演会を行っていた時期でもある。この時期に「お化は居るものとか居ないものとかいう様な野暮な研究にあらず」という言葉とともに活動を開始し、わずか数ヶ月で新聞紙上から姿を消した化物会とはどのような存在だったのか、それを中心に発表したいと思う。
※初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
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場所:専修大学 神田校舎 一号館 74教室
毛利恵太氏
「明治期の讀賣新聞における「化物会」の活動について」
要旨:
「化物会」とは、1907年(明治40)に讀賣新聞紙上にて活動を報告していた研究組織である。当時は井上円了を中心とした「妖怪学」が興隆し、円了が全国で講演会を行っていた時期でもある。この時期に「お化は居るものとか居ないものとかいう様な野暮な研究にあらず」という言葉とともに活動を開始し、わずか数ヶ月で新聞紙上から姿を消した化物会とはどのような存在だったのか、それを中心に発表したいと思う。
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異類の会 第34回例会の御案内
日時:2月25日(月)14:00~17:00
場所:専修大学 神田キャンパス 7号館6階764教室
※最寄り駅―地下鉄の九段下駅あるいは神保町駅
7号館―一番高い建物のわきにある、
比較的あたらしいグレーの建物
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access/kanda_campus.html
飯島奨氏
「『おおかみこどもの雨と雪』を読む」
要旨:
2012年夏に公開されたアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』は、大学生のハナと「彼」と呼ばれるオオカミの血を引く男が出会い、二人のあいだに雪と雨というの二人の子供が生まれ、そしてその二人の子供たちがそれぞれの道へ自立しハナの手元を離れていくまでの13年間の物語である。
※初めて参加を希望される方は、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
日時:2月25日(月)14:00~17:00
場所:専修大学 神田キャンパス 7号館6階764教室
※最寄り駅―地下鉄の九段下駅あるいは神保町駅
7号館―一番高い建物のわきにある、
比較的あたらしいグレーの建物
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access/kanda_campus.html
飯島奨氏
「『おおかみこどもの雨と雪』を読む」
要旨:
2012年夏に公開されたアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』は、大学生のハナと「彼」と呼ばれるオオカミの血を引く男が出会い、二人のあいだに雪と雨というの二人の子供が生まれ、そしてその二人の子供たちがそれぞれの道へ自立しハナの手元を離れていくまでの13年間の物語である。
この物語は人間の女とオオカミの男とが結婚するという異類婚の話型が見られるが、なぜ今異類婚なのか、そして、なぜこの異類婚の物語がアニメーション映画として成功しているのか、また、この異類婚の物語は裏側にどのような原理をもつのか、以上のような問いにせまってみたい。
※初めて参加を希望される方は、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)