異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
日時:4月20日(土)14:00~18:00
場所:専修大学 神田校舎 一号館 74教室
毛利恵太氏
「明治期の讀賣新聞における「化物会」の活動について」
要旨:
「化物会」とは、1907年(明治40)に讀賣新聞紙上にて活動を報告していた研究組織である。当時は井上円了を中心とした「妖怪学」が興隆し、円了が全国で講演会を行っていた時期でもある。この時期に「お化は居るものとか居ないものとかいう様な野暮な研究にあらず」という言葉とともに活動を開始し、わずか数ヶ月で新聞紙上から姿を消した化物会とはどのような存在だったのか、それを中心に発表したいと思う。
※初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
場所:専修大学 神田校舎 一号館 74教室
毛利恵太氏
「明治期の讀賣新聞における「化物会」の活動について」
要旨:
「化物会」とは、1907年(明治40)に讀賣新聞紙上にて活動を報告していた研究組織である。当時は井上円了を中心とした「妖怪学」が興隆し、円了が全国で講演会を行っていた時期でもある。この時期に「お化は居るものとか居ないものとかいう様な野暮な研究にあらず」という言葉とともに活動を開始し、わずか数ヶ月で新聞紙上から姿を消した化物会とはどのような存在だったのか、それを中心に発表したいと思う。
※初めて参加を希望される方は、一応、下記にご一報くださるとありがたいです。
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異類の会 第34回例会の御案内
日時:2月25日(月)14:00~17:00
場所:専修大学 神田キャンパス 7号館6階764教室
※最寄り駅―地下鉄の九段下駅あるいは神保町駅
7号館―一番高い建物のわきにある、
比較的あたらしいグレーの建物
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access/kanda_campus.html
飯島奨氏
「『おおかみこどもの雨と雪』を読む」
要旨:
2012年夏に公開されたアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』は、大学生のハナと「彼」と呼ばれるオオカミの血を引く男が出会い、二人のあいだに雪と雨というの二人の子供が生まれ、そしてその二人の子供たちがそれぞれの道へ自立しハナの手元を離れていくまでの13年間の物語である。
※初めて参加を希望される方は、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
日時:2月25日(月)14:00~17:00
場所:専修大学 神田キャンパス 7号館6階764教室
※最寄り駅―地下鉄の九段下駅あるいは神保町駅
7号館―一番高い建物のわきにある、
比較的あたらしいグレーの建物
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access/kanda_campus.html
飯島奨氏
「『おおかみこどもの雨と雪』を読む」
要旨:
2012年夏に公開されたアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』は、大学生のハナと「彼」と呼ばれるオオカミの血を引く男が出会い、二人のあいだに雪と雨というの二人の子供が生まれ、そしてその二人の子供たちがそれぞれの道へ自立しハナの手元を離れていくまでの13年間の物語である。
この物語は人間の女とオオカミの男とが結婚するという異類婚の話型が見られるが、なぜ今異類婚なのか、そして、なぜこの異類婚の物語がアニメーション映画として成功しているのか、また、この異類婚の物語は裏側にどのような原理をもつのか、以上のような問いにせまってみたい。
※初めて参加を希望される方は、下記にご一報くださるとありがたいです。
本ブログ右側のプロフ記載の連絡先、もしくは@NarazakeMiwa(ツイッターID)
異類の会第31回例会の御案内
日時:11月22日(木)18時30分~
場所:青山学院大学・17号館4階1142教室
中野瑛介氏
「『簠簋抄』と中世文学―秘伝書獲得譚としての「三国相伝簠簋金烏玉兎集之由来」―」
要旨:
『簠簋内伝』の作者は安倍清明を名乗るが、おそらく偽作であり、成立は室町初期と見られる。陰陽道や暦道について書かれた部分の他に、陰陽道の秘伝書・「簠簋内伝」獲得の経緯を描いた「清明序」や牛頭天王の妻問いを描いた「牛頭天王序」などの説話的部分も含まれる。
『簠簋抄』は「三国相伝簠簋金烏玉兎集之由来(以下、「由来」)」と『簠簋内伝』の注釈部分から成る。「由来」は「清明序」に多数の説話を加えて増補した内容となっている。注釈部分にも説話的内容が多分に含まれ、注釈書であると同時に一種の説話集だといえる。
「由来」で追加された説話には龍宮訪問譚や玉藻前説話、近世には説教節『信太妻』などとして展開する信太明神の説話など、異類と関わるものが多い。
これまで「由来」は「安倍清明の一代記」として読まれてきたが、今回の発表では、これまでとは異なる読みを行い、龍宮や玉藻前説話等とも絡めながら、秘伝書獲得譚としての「由来」の解釈を試みる。
※初参加の方は、下記にご一報くださいませ。
@NarazakeMiwa(ツイッターID)
日時:11月22日(木)18時30分~
場所:青山学院大学・17号館4階1142教室
中野瑛介氏
「『簠簋抄』と中世文学―秘伝書獲得譚としての「三国相伝簠簋金烏玉兎集之由来」―」
要旨:
『簠簋内伝』の作者は安倍清明を名乗るが、おそらく偽作であり、成立は室町初期と見られる。陰陽道や暦道について書かれた部分の他に、陰陽道の秘伝書・「簠簋内伝」獲得の経緯を描いた「清明序」や牛頭天王の妻問いを描いた「牛頭天王序」などの説話的部分も含まれる。
『簠簋抄』は「三国相伝簠簋金烏玉兎集之由来(以下、「由来」)」と『簠簋内伝』の注釈部分から成る。「由来」は「清明序」に多数の説話を加えて増補した内容となっている。注釈部分にも説話的内容が多分に含まれ、注釈書であると同時に一種の説話集だといえる。
「由来」で追加された説話には龍宮訪問譚や玉藻前説話、近世には説教節『信太妻』などとして展開する信太明神の説話など、異類と関わるものが多い。
これまで「由来」は「安倍清明の一代記」として読まれてきたが、今回の発表では、これまでとは異なる読みを行い、龍宮や玉藻前説話等とも絡めながら、秘伝書獲得譚としての「由来」の解釈を試みる。
※初参加の方は、下記にご一報くださいませ。
@NarazakeMiwa(ツイッターID)
第30回異類の会例会
日時:6月26日(木)18時00分~
場所:青山学院大学・17号館3階17301教室
*初めて使う新館です。いつもと違いますので、ご注意を!
杉山和也氏
「続・日本に於ける鰐(ワニ)の認識」
要旨:
中古・中世の古典文学登場する動物「鰐(ワニ)」に関して、必ずしも実在の生物としては理解し得ず、空想的な生物としか言いようのない例が見受けられること。そして、その空想的生物としての鰐(ワニ)の認識には、多様な展開が認められることについては既に指摘した(拙稿「日本に於ける鰐(ワニ)の認識」『説話文学研究』46号、2011年7月)。
本発表では、前稿では触れることの出来なかった鰐(ワニ)の用例の紹介をしつつ、その認識の諸相を再検討する。
なお、初参加の方は、下記にご一報ください。
@NarazakeMiwa(ツイッターID)
日時:6月26日(木)18時00分~
場所:青山学院大学・17号館3階17301教室
*初めて使う新館です。いつもと違いますので、ご注意を!
杉山和也氏
「続・日本に於ける鰐(ワニ)の認識」
要旨:
中古・中世の古典文学登場する動物「鰐(ワニ)」に関して、必ずしも実在の生物としては理解し得ず、空想的な生物としか言いようのない例が見受けられること。そして、その空想的生物としての鰐(ワニ)の認識には、多様な展開が認められることについては既に指摘した(拙稿「日本に於ける鰐(ワニ)の認識」『説話文学研究』46号、2011年7月)。
本発表では、前稿では触れることの出来なかった鰐(ワニ)の用例の紹介をしつつ、その認識の諸相を再検討する。
なお、初参加の方は、下記にご一報ください。
@NarazakeMiwa(ツイッターID)
