異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
第107回 異類の会
日時:2021年3月21日(日)15時開始
場所:Zoom
タイトル:日本中世の地震と異類――龍神説の形成と展開
発表者:児島啓祐氏
要旨
日本の地震原因伝承・地震観の研究では、龍(中世)から鯰( 近世)へという変化が指摘されてきた。
本発表では、社会史・災害史・ 民俗学分野で蓄積された従来の研究に学び、それらを紹介しつつ、 中世を龍の時代と捉えることへの一つの疑念を新たに提示したい。
それは、 龍の説が日本中世の地震観といえるほどに普遍性を持ち得ていたの だろうか、という疑問である。
これまでの研究(歴史学・民俗学)では、時代・ 社会に共有された地震観・信仰を捉えることが重視されてきた。
しかし、龍の説がいかに作り出されたのか(形成の経緯)、 それが一人一人の記録者によってなぜ選ばれたのか、 どのように描かれたのか(意義及び展開)、 これらの問いかけはほとんど試みられてこなかったように見受けら れる。
本発表の目的は、特殊性や独自性を重視する文学研究の観点から、 中世の龍神説を捉え直し、 諸書における所説の固有の位置付けを見出すことである。
※参加歓迎。
初めて参加希望の方は、「異類の会広報用」(TwitterID:@iruinokai)にDMを。
日時:2021年3月21日(日)15時開始
場所:Zoom
タイトル:日本中世の地震と異類――龍神説の形成と展開
発表者:児島啓祐氏
要旨
日本の地震原因伝承・地震観の研究では、龍(中世)から鯰(
本発表では、社会史・災害史・
それは、
これまでの研究(歴史学・民俗学)では、時代・
しかし、龍の説がいかに作り出されたのか(形成の経緯)、
本発表の目的は、特殊性や独自性を重視する文学研究の観点から、
※参加歓迎。
初めて参加希望の方は、「異類の会広報用」(TwitterID:@iruinokai)にDMを。
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