第9回例会のご案内です。
日時 6月18日(金曜日) 午後6時
場所 国学院大学
※会場となる教室は3409号室です。
3号館4階にあります。
待ち合わせ場所は次の通りです。
学術メディアセンター(図書館が入っている建物)
1階ラウンジ
http://www.kokugakuin.ac.jp/content/000007812.pdf
伊藤慎吾
お伽草子『玉藻の草紙』新出本の紹介
お伽草子『玉藻の草紙』は妖狐玉藻の前を題材とした短編物語である。
伝本は比較的多く伝わるが、今回紹介する『玉藻前之双紙』は近世後期写本であるが、真字本である点に他本と異なる特徴がある。
当該伝本の基礎情報を示す予定である。
第8回例会案内です。
日時 5月14日(金曜日) 午後6時
場所 国学院大学
※会場となる教室は3410号室です。
3号館4階にあります。
待ち合わせ場所は次の通りです。
学術メディアセンター(図書館が入っている建物)
1階ラウンジ
http://www.kokugakuin.ac.jp/content/000007812.pdf
塩川和宏
『隠れ里』に見る擬人化とパロディ構造
『隠れ里』は近世ごく初期に成立したと見られるお伽草子で、様々な動物や神仏が入り乱れる異類物である。
本発表では、『隠れ里』における動物と神仏の擬人化を通して、当時の人々の擬人表現への意識を探る。また、それを手がかりに、『隠れ里』におけるパロディの特徴について考える。
第7回例会案内です。
日時 4月23日 6:00
場所 国学院大学
※会場となる教室(?)は未定です。
待ち合わせ場所は次の通りです。
学術メディアセンター(図書館が入っている建物)
1階ラウンジ
http://www.kokugakuin.ac.jp/content/000007812.pdf
伊藤慎吾
擬人化と神格化の境界について 付、『青物づくしやんれいぶし』紹介
人間以外のものを人間に擬えて表現する擬人化と万物に神を観じて人間の姿を見出す神格化は、どのように区別すべきか、また共通するものはなにか、考えてみたい。
これとは別に発表者が新収した『新版青物づくしやんれいぶし』を翻刻紹介する。
第6回例会案内です。
日時 3月17日 2:00頃
場所 都庁南展望台
※JR新宿西口改札前みどりの窓口(改札向きの壁際)で待ち合せてから展望台に向かいます。2時集合。
※いつもと違い、水曜日の開催です。ご注意ください!
杉山和也
中世日本に於ける鰐(ワニ)の認識
古典文学に現れる動物、鰐(ワニ)について、従来の研究では、サメなどの現実の動物に還元して考えられがちであった。しかし、文学に表出された動物を考える上で重要なのは、象徴的な意味やイメージの在り方であろう。
従って本発表では、必ずしも現実の動物に還元せずに、漢籍や仏典由来の鰐に関する知識の影響を見据えつつ、日本人の認識の問題として鰐(ワニ)を捉え直す。
第5回例会案内です。
今回は現代の環境問題に絡めて異類について考えます。
日時 2月23日 2:00頃
場所 都庁南展望台
※JR新宿西口改札前みどりの窓口(改札向きの壁際)で待ち合せてから展望台に向かいます。2時集合。
布施有久子
地球温暖化から見た人獣の関係性
地球温暖化により、北極の氷は溶け続けている。2007年には北極の氷は1980年の6割にまで減少したという。氷上で暮らす北極グマは、絶滅の危機に瀕している。一方、解けた氷の下には膨大な資源が眠っている。その地での資源開発競争は激化の一途を辿り、一攫千金を求めて世界60ヵ国から3000人近い労働者たちが、24時間体制で建設作業を進めている現状がある。
加速する氷解と、資源ビジネスの関連性から、アル・ゴアの地球温暖化への取り組み、環境保護活動、政治的立場からの情報操作も視野に入れて、現代における人獣(人と動物)の関係性について見ていきたい。
