異類(人間以外のキャラクター)について研究報告・情報提供・談話をする集まりです。妖怪関連多め。時代や地域は問いません。古典文学・絵巻・絵本・民間説話・妖怪・マンガ・アニメ・ゲーム・同人誌などジャンルを越境する会です。TwitterID: @iruinokai
『平家物語』内において馬が登場する箇所を調べてみるとおよそ三つのパターンがあることがわかる。
A ただ「馬」と記される。
B 馬の毛色が記される。
C 馬に名前が記される。
以上の三つである。
今回はBとCに注目した。すると、Bの際には馬の所有者である装束がともに描かれることが多い。そのため馬は装束として描かれていると指摘できる。諸本で比較してみるとそれぞれに違いが確認できた。
次にCの場合であるが、馬の名前が記される際には馬そのものが場面内で重要な役割を担わされていることが多いとわかった。
また、『源平盛衰記』にのみ指摘できる特徴として、馬の名前を列記する箇所が指摘できる。百科全書ふうの『盛衰記』の性格がうかがえる。
以上、発表者の大谷貞徳氏による要旨でした。
来月の異類の会は下旬に都庁展望台で開催する予定です。
よろしく御参集ください!
A ただ「馬」と記される。
B 馬の毛色が記される。
C 馬に名前が記される。
以上の三つである。
今回はBとCに注目した。すると、Bの際には馬の所有者である装束がともに描かれることが多い。そのため馬は装束として描かれていると指摘できる。諸本で比較してみるとそれぞれに違いが確認できた。
次にCの場合であるが、馬の名前が記される際には馬そのものが場面内で重要な役割を担わされていることが多いとわかった。
また、『源平盛衰記』にのみ指摘できる特徴として、馬の名前を列記する箇所が指摘できる。百科全書ふうの『盛衰記』の性格がうかがえる。
以上、発表者の大谷貞徳氏による要旨でした。
来月の異類の会は下旬に都庁展望台で開催する予定です。
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